VTuberのYouTube登録者数上位者の中にバ美肉勢がどの程度存在しているか調査してみた
とのことなので、実際にどの程度「見た目が(女性の)3Dモデルで中身はオッサン(男性)=バ美肉勢」のVTuberがいるか調査してみた。
現状7000人以上いるVTuberを調べるのはさすがに骨なので、下記VTuber登録者数ランキングサイトの150位ぐらいまでを対象とする(おおよそ登録者数5万ぐらいまで)
https://virtual-youtuber.userlocal.jp/document/ranking
調査の結果、該当したのは下記5名のみ(VB、のらきゃっとあたりは評価が別れそうだが一応入れさせていただいた)
バーチャルおばあちゃん
ふぇありす
のらきゃっと
マグロナ
歌衣メイカ
※知らないVTuberは動画を開いて声を確認するなどしたが、ふぇありすのように本当に聞き分けが難しいレベルの人は判断ミスってるかも。見逃してたら教えてください。
なお、VTuber≒バ美肉勢という固定概念を持つ人が多い原因の一端と思われる「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん(ねこます氏)」は既に事実上VTuberを引退している。
現在は「ねこます」として個人制作をしています。
— けもみみおーこく公式 (@kemomimi_oukoku) 2019年3月3日
公式の見解として私はバーチャルYoutuberではありませんので、バーチャルYoutuberとしてメディアへの掲載・出演等々は不適切なものとなります。#バーチャルのじゃロリ狐娘元youtuberおじさん pic.twitter.com/NMrvGxL8wx
■オマケ(男性VTuberの数)
せっかくなのでバ美肉ではない(ガワも魂も男性)VTuberも何人いるか調べてみた。
調べる対象はバ美肉のときと同様。結果としては下記の方々が該当。
道明寺晴翔(ゲーム部プロジェクト)
ヤミクモケリン
田中のおっさん
ばあちゃる
剣持力也
叶
葛葉
ふくやマスター
ベルモンド・バンデラス
ピーナッツくん
社築
ジョー・力一
海堂飛鳥・苺谷星空(バーチャルジャニーズプロジェクト)
花畑チャイカ
先端恐怖症
バーチャルゴリラ
舞元啓介
乾伸一郎
天開司
渋谷ハジメ
伏見ガク
卯月コウ
海夜叉神(引退)
なお、当然ながら一番多いのは女性VTuber(女性ガワ女性魂)である。
※男性ガワ女性魂も存在する。
■オマケ2(VTuberの面白さ)
楽しんでる人も楽しみ方は千差万別かと思いますが、自分の場合は「二次元キャラと友達になれるから」ですかね。
友達って言うとだいぶアバウトというか、実際の距離感としてはまたVTuberと視聴者によってバラバラなのでなんとも言えませんけど、もう少し噛み砕いて言えば「二次元キャラと動画配信のコメントやTwitterなどでコミュニケーションをとることができる」でしょうか。
私もVTuberにハマるまでは「YouTuberやニコ生主って何が面白いんだろう?」ってタイプの人間だったんですけど、ハマってからYouTuberやニコ生主のファンは「芸能人と友達になりたいタイプだったんだな」と勝手に納得しました(勿論これも一概に言える良さではないのでしょうけど)
私は芸能人(生の人間)とは別に友達になりたくなかったので特にそれらが響かなかったんでしょうけど、それが二次元キャラになったことで響くようになったんだと思います。
ここで「いや二次元のガワ被っただけで中は生身の人間なのに、それだけで二次元キャラ認定できちゃうの?」という意見が出るかと思うんですけど、まぁできちゃうんですよね、これが。
というかまさにこの「ガワを被っただけで二次元キャラと錯覚する・騙される」みたいな部分がVTuber楽しむのに必須な部分だとは思っていまして、ここで騙されない(あるいは騙されにいかない)人には楽しむのが難しいコンテンツであるとは感じています。
VTuberと視聴者は共犯関係というか、VTuber側はさもこの世に本当に二次元キャラとして存在し生活しているように視聴者を錯覚させるように努めるし、視聴者はそれを真実として受け止めるように努めるものと認識しています。*1
なので、初っ端からVTuberに対して否定的な態度であること自体が「VTuberを楽しむ才能がない(VTUberと共犯関係になる純粋さがない)」ことに繋がることが多く、そのような態度を取る人に対してVTuberファン側は塩対応にならざるを得ないとも言えます 。*2
楽しめる人が限られるということは、いわゆる閉じコンであることは現状間違いないとも思いますが、VTuberを楽しめる才能がある人自体は今後勝手に増えていくと楽観視もしています(「アニメがはじめてTV放送された時」と同じような状態なのだろうと捉えているため)
むしろ「楽しめる人口が増える前にVTuber自体の安定した収益化に目処が絶たず一端企業系が死滅」とかは可能性として0ではないとは思いますが、少なくともVTuberが動画配信方法における一手段に過ぎない以上、選択肢としては残り続ける(生身で配信するか、二次元のガワを使って配信するか)のは絶対だと思っているので、仮に一度企業側が全滅しても、楽しめる層が育ったあとで再復活は十分可能ではないかと考えています(そういう土壌が整うのが何年後かはわかりませんが)